ヨーグルトに含まれているのは乳酸菌やビフィズス菌です。しかし、ひとくちに乳酸菌・ビフィズス菌といっても、その種類は多く存在し、種類や菌株によって、効果も効能も違うのです。
厚生労働省の規格上において、ヨーグルトは発酵乳と分類されています。発酵乳(ヨーグルト)の成分は、無脂肪固形分が8%以上、乳酸菌が1ミリリットルあたり1000万以上、大腸菌群が陰性と定められています。ここでの乳酸菌の種類は特に決められていませんが、市販されているヨーグルトには、主に以下のような菌が含まれています。
ヨーグルトの1ミリリットルには、1000万個以上もの乳酸菌が含まれているので、少量摂取するだけでも、身体にとっては非常に大きな健康効果が期待できます。乳酸菌は、たった一種類の菌であるように思われがちですが、このような複数の菌をまとめて乳酸菌と呼んでいるのです。発酵に使う菌の組み合わせ方によって、味わいや舌触りなどが変化することが特徴です。
乳酸菌の研究は日々進められており、今日までに多種多様の菌が利用されるようになってきました。ヨーグルトだけでもこれだけの種類が存在するので、どれを選べばいいのか迷ってしまうでしょう。しかし、効果的な菌は人によって異なるのです。だからこそいろいろなヨーグルトを食べ比べてみて、自分に合ったものを探すことが必要になってきます。